作家、梨木香歩さんのブログ 梨木香歩図書館。
伊藤晃さん著『ほどくよ どっこい ほころべ よいしょ』のレビュー/コメントを掲載していただきました。
伊藤晃さんがつくる野菜がご縁で、本書の帯文をお願いしました。
梨木さんから届けられた帯文を初めて読んだときの、感動が忘れられません。ありがとうございました。
『やがて満ちてくる光の』すぐに買いに行こうと思います。
作家、梨木香歩さんのブログ 梨木香歩図書館。
伊藤晃さん著『ほどくよ どっこい ほころべ よいしょ』のレビュー/コメントを掲載していただきました。
伊藤晃さんがつくる野菜がご縁で、本書の帯文をお願いしました。
梨木さんから届けられた帯文を初めて読んだときの、感動が忘れられません。ありがとうございました。
『やがて満ちてくる光の』すぐに買いに行こうと思います。
兵庫県Oさまより、うれしい読者カードをいただきました。ご感想を紹介します。
―今年の母の日に娘からこの本(『ふたりからひとり』)が届きました。
夢中になって読みました。
1ページずつ読んでは心やすらかになり、いろいろ多くの事を学びました!!
私も最後まで自分の足で立って生きたいと強く願いました。
ありがとうございました!!-
2月4日(日)桜新町で開催のポトラブックフェアに出展しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。関係者のみなさまには大変お世話になりました。
朝10時~20時までの開催時間。朝からそんなにお客さんいらっしゃるのかな?と思っていたら、長蛇の列!すごい~。(いや、なめてました。すみません!)受付はもちろんのことイベント全体を全国から集まってきたボランティアチームのみなさんが切り盛りして大活躍。あたたかいごはんと豚汁のまかないもあって感激でした。
自然食通信社ブースでは、新刊はもちろん、売れ筋の本から、ロングセラー本、発掘してほしい本、見つけたら超ラッキー!という品切れの傷本なども用意しました。
お楽しみとして、東京・小金井市で珈琲屋台を営んでいる出茶屋さんの焼菓子も販売。我が社にも一時期手伝いにきてくれていたスタッフSさんが焼いたお菓子です。お昼過ぎには早々に完売して大人気でした。
うちの本ではありませんが、多くの方に知ってもらいたいという願いから、国分寺市の「ゆずりは」(児童擁護施設等退所者のアフターケア相談所)が発行している「はじめてはいたくつした」という小冊子を販売。(関連記事)たくさんの方に購入していただきました。
女性ひとりでやっている出版社も。「出版業界で女性で」ってほんと大変…と普段から痛感しているので奮闘している女性がここにもいるんだとうれしくなります。
会場にはアアルトコーヒーさんの珈琲ブースと軽食コーナーが。
ポトラ会場では地域通貨「ポトラ」で飲食コーナーを利用できます。(店主さんは右)
“2ポトラ”で甘酒豆乳チャイにトライ。なるほどな組み合わせ。コーヒーも飲みましたが深煎りなのにすっきりした味わいでした。
2Fでは各種講座や対談など好奇心くすぐられるイベントがいっぱい。1F会場内の舞台では、新宿ロフト席亭“平野悠氏”を引っ張り出してきての、無料トークイベント『世界初のトークライブハウス「新宿ロフトプラスワン」とは何か?』がやっていたのでちゃっかり潜入。ちょっと異色トークだなと楽しみにしていたのです。平野氏がなぜトークライブハウスをやろうとしたかの背景やこれまでの人物列伝など。「Talk is LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿」を読むとわかるようですけど、ぶっちゃけ、トークライブハウスは儲かるらしいですよ(笑)途中からこの「ポトラ」の呼びかけ発起人、田口ランディさんも乱入。その流れで今度ロフトプラスワンに出て何かしゃべってよ、という話になっていました。
20時まででしたが最後の最後までお客さんの足が絶えることなく、大変にぎわいのあるイベントでした。
「うちにもこの本、あります。料理の本たくさんあるけど、結局開くのはこの本です。とても役に立ってますよ」
「田舎に引っ越した時に近くにパン屋さんがなくて、自分で作るしかなく、この本に助けられました。」
…など読者の方からのうれしい言葉もたくさんいただきました。
普段は事務所に閉じこもっての仕事なので「この本はこういう本なんです!」と読者の方に本の魅力を余すことなく披露することもできず、それをいかに伝えられるか、、、に苦心しているわけですが、こうして話ができる場があると、大変ありがたいです。
「斜陽の出版業界」と言われるなか、新しい試みでこの業界を盛り上げようといううねりを感じています。小さな出版社が知恵を出し合って出会いの場を模索し新しいかたちの本のイベントをやり始めています。時代に逆行するような、だいぶマイペースな自然食通信社ですが、ときには外に出てこんな時間を持ちながら、刺激を受けたいと思います。今年夏には一昨年から参加しているBOOKMARKETが東京・浅草で開催予定ですので、そのときにまたお会いできるのを楽しみにしています。
(スタッフ・やまうち)
夏の終わりに、荒川クリーンエイド・フォーラムとえどがわエコセンター主催のシンポジウム『プラスチックによる海洋汚染を止めよう!』に行って来た。ここのところ新聞でも取り上げられ、気になる話題だったので。第一部の基調講演の登壇者は、この分野の世界的第一人者である、東京農工大学の高田秀重教授。貴重な話をうかがった。
今ではわたしたちの暮らしには欠かせないほどに大活躍のプラスチック製品。年間約3億トン以上が生産され、そのうち1億トンがごみに。その中からリサイクルの道筋から外れたポイ捨てや雨風で飛ばされたごみ、下水道からなどで海に流出しているごみが800万トン。その800万トンのうち、2012年の時点では27万トンが、マイクロプラスチックのごみだという。
マイクロプラスチックごみとはいったい何か?通常のプラスチックごみが海で漂ううちに、紫外線や波の力でやがてボロボロになり5ミリ以下になったものをそう呼ぶ。もとを辿ると、プラ製品全般、ポリエステルなどの化学繊維、洗顔料や歯磨き粉などに含まれるマイクロビーズ、今流行の“削って汚れを落とすタイプ”のメラミン製スポンジなどである。微細なため回収も不可能で、このままいくと2020年までに海洋中のプラスチックが魚の総重量を上回るとも言われている。
問題は、この微細なプラスチックは環境中の有害物質を集める性質を持ち、生態濃縮するということだ。実際、高田秀重教授たちによる東京湾でのイワシの調査では、64匹中49匹に平均約3個のマイクロプラスチックが見つかった。そのイワシをさらに大きな魚が食べて有害物質が蓄積されていき、やがては人間の口に入る。アメリカの研究所のある実験ではマイクロプラスチックを摂取した小魚に肝機能低下・腫瘍、生殖能力低下などの報告があがっている。
そもそもこの有害物質はプラスチックを固形化するときの添加剤。粉々になる中で海の中に添加剤が溶け出すという。またたとえマイクロプラスチックを摂取した生物がマイクロプラスチックを排出したとしても、有害物質は体内に残る。現時点では人体に影響を及ぼすほどの量ではなくても、見過ごすことの出来ない深刻な問題であるという認識で、日本を始め世界各国で問題解決に動き出し始めている。
国際的には予防原則に基づき、レジ袋やペットボトルの削減や廃止、マイクロビーズの配合禁止などの動きが出てきており、深刻化したプラスチックの海洋汚染が国際的に共通した懸念として国連をはじめ国際条約などの議論が始まっているそうだ。
(報告:やまうち)
こんにちわ~。
代表の横山が韓国に行ってたので
ジャジャーン!!お土産を頂きました♪
私は初めてお目にかかったのですが(=^・^=)こちら韓国の伝統餅だそうです!!
日本のお餅とは食感が違い弾力が強めです!!もっちもち。
自然食通信社で一番人気だったのがおまんじゅうを半分にしたような見た目のナッツ入りあんが入っているキョンダンと呼ばれる団子♪
他にもココナッツやナツメがまぶしてあったりなんだか栄養ありそうなお菓子たちです:-)
←色が綺麗なソンピョンと呼ばれる松の葉で蒸した松餅にはごま油が塗ってあるんです~(・o・)
お豆やごまの素材の味と控えめな甘さで美味!!美味!!
あんの中身は家庭ごとに違っていたりそれぞれの伝統の味があるんですって。
約100年の間使われていた京義線の廃鉄道を利用してできた本をテーマにした街。
世の中に出た本一冊の価値を通じて市民が人生の知恵を分かち合い、麻浦区の出版社産業が一層発展するよう、複合空間として作られた場所なんですって:)
とっても素敵ですね~♥
慌ただしく師走に入ってしまい、この一年のことを振り返る余裕もなく押し寄せる雑仕事に追いまくられながら、ふと、世間では夏休みという8月に入ってすぐに、10月刊行が決まった新刊『野草の手紙』(ファン・デグォン著/清水由希子訳)の編集作業で汗まみれになっていたんだったと、思い出しました。
きついスケジュールを喘ぐようにこなしていた日々にあって、それまで、名前も知らずいっしょくたにして見ていた野草も、目の位置を低くしてよくよく見ると、似ているようでも、少し違っていたり、地べたにへばりついている小さな草に数㍉の愛らしい花がついていてハッとしたりと、様々な草たちの生き生きとした姿に元気をもらい、時には食べられそうな草を持ち帰りもして、忙中にもなんとか楽しい時をつくりだしていたのでした。
本の内容は、無実の罪で投獄され、13年にもわたり獄に繋がれた著者が、激しい拷問で死の一歩手前まで追い詰められたとき、いのちや社会の見方への大きな転換を経験。刑務所という限られた空間での小さな生きものたちとの出会いと交歓のなかから、劣悪な環境のなかで生き抜く力をもらったことを、獄中から妹さんにあてた手紙につづったものです。
出版後も、自転車での通勤時、また近くの霊園や小さな公園を歩きながら、自分の目に入ってくる世界が大きく広がったことを感じます。草や花や木々、鳥や虫たち‥生きる営みがこんなに豊かに広がっていたなんて。ついつい立ち止まり、しゃがみ込んで話しかけたり。
画像は、11月の終わり頃、近所の墓地で見つけた野草。立派な葉だけれど、ちぎって噛んだら、からし菜のような匂いが鼻をくすぐる‥名前は知らなくてもアブラナ科はだいたい食べられるもん、と勝手に解釈し、ポキポキ折れるところで適当に採取して台所へ。
大振りにちぎって炒めたら、気になるほどの繊維もなく、軽い苦みと辛みが合わさって、ご飯にも酒の伴にもいけます。あとで調べたら「セイヨウカラシナ」と判明。これから朝晩の冷え込みが厳しくなるから、霜があたって野草のおいしさもアップするのではと、楽しみが増えました。
きのうあたりから本郷界隈ではイチョウの葉が一斉に黄色くいろづいて、風が吹くたび雨のように降り注ぎます。歩道を行く人たちに踏まれながらしだいにしゃくしゃになるにつれ、うっすらと漂いはじめる匂い。晩秋を感じさせますね。ぎんなんの匂いが臭くって触りたくないと嫌う人も多いけれど、私は嫌いじゃないなあ。(よ)