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足立区公社ニュース「ときめき」2011/08/01号でエコアパート「花園荘」のその後が紹介されました。

東京足立区に2007年11月完成した畑つきエコアパート「花園荘」。コミュニティガーデンを運営するNPOの代表・平田裕之さん(足立グリーンプロジェ クト代表)と、自然住宅を得意とする建築家山田貴宏さん(ビオフォル環境デザイン室代表)が、エコとアパートビジネスの両立という難問に知恵を絞り合い、 下町気質の大森工務店率いるプロ集団の技を得て作り上げてきました。構想から完成までを綴ったブログが『畑がついてるエコアパートをつくろう』(2008年刊)にまとめられています。

 

街の探検隊

2011/08/01号 | 花園荘

こんな畑付きエコアパートを待っていました!

 「住み心地は最高です。庭先の菜園でじゃがいも、ナス、ピーマン、ネギなどたくさん収穫しています」。こう語る六町一丁目にある通称蕫エコア パート?の花園荘の住人は楽しそうです。ちなみに、各家の庭先に這わせたグリーンカーテンは、きゅうり、ゴーヤ、ホップ(ビールの原料)などです。
 テレビでも紹介されたことがあるここ花園荘には、4世帯が住んでいます。間取りは2DKG。GはガーデンのG。1、2階がつながったメゾネットタイプの2DKに4?×4?の畑が付いて2DKG。
 そもそもこの花園荘は、同町でエコプチテラス作りを行ってきた環境まちづくりNPO代表の平田裕之さんが、ご両親の平田昌孝さん、輝子さんとともに始めたもので、4年前に竣工しました。
 造るに当たっては、環境技術を専門とする設計士、技術の高い地域工務店など、それまでの平田さんの人脈が結集。建築材は、奥多摩の杉を使い、塗料や左官 材、室内建材もエコ素材を使用。夏でも涼しく、冬でも暖かいという仕掛けは、屋根に組み込まれた「そよ風」という太陽集熱システムから生まれています。
 庭先の畑で採れた野菜がそのまま食卓へ。生ゴミは庭に戻し、有機肥料になります。どの家にも古いワイン樽を利用して作られた雨水タンクがあり、農作業に使用されています。
 何よりもいいのは、垣根がない開放的な作り。住人同士が顔の見える関係で、野菜のおすそ分けは日常。一緒に鍋パーティをしたり、コミュニティは抜群です。