☆ 2011年8月12日(金)のメニュー☆
• 冷汁かけごはん
(茄子、キュウリ、オクラ、トマト、青紫蘇)
• 茄子とゴーヤのチャンプルー
どこまで上がる円!と報じられても、日ごろまるで縁のない話題だが、おかげで海外旅行は活気づいているらしい。こちらひっそりとした東京で、旧盆に墓参りにも帰らず、仕事がはかどるわ、と負け惜しみ漏らしつつ、開け放した事務所で扇風機頼み、仕事三昧の日々なのでした。
千切り、みじん切り大好き、は変?
さて先週最後の昼食は、気分だけでも涼しく過ごしたいものと、何度目かの冷や汁づくり。鰹節で濃いめのだしをとった汁を酒、塩で味付けするのだが、最後にごはんにかけるので、塩味も濃いめにし、冷やしておく。
具は、定番の茄子、キュウリ、オクラ、青紫蘇に豆腐やすり胡麻など入れてもいいし、茗荷がたっぷり入れば最高! でも本日は豆腐なし、茗荷なしのないないづくし。新参のトマトに応援頼み、華やかさをプラス。
下ごしらえに時間をとるのみなので、ひたすら材料を刻む。キュウリは粗みじんに、オクラはゆがいて小口切り、茄子はキュウリより粗く刻んで塩もみし、水気をしぼっておく。青紫蘇も千切り。トマトはさいの目。これだけの作業を黙々と進めていると、「千切りが好きですよねえ。途中でめんどくさくならない?」「よくこんない細く刻めますよねえ!」などと、感心されたりして。
自分では少しもこうした単調な千切り作業が苦にならないし、包丁をちゃんと研いいだあとにはひどく気持ちいい。これって性格?
第1次ボーリングブームのころ、努めていた会社のボーリング大会で準優勝し、賞品にサントリーオールドをもらってうれしかったが、溝際に1個、2個残ったピンを仕留める確率がかなり高かったことが得点につながったのだった。それとつながっているのか、いないのか…後年、亡くなられた作家の向田邦子さんがエッセイで「千切りが好き」と書かれていて、料理好きはみんなそうなのでは、と勝手に拡大解釈している。千切、スライスの道具もあるにはあるが、手は迷うことなく歩調を握ってしまうのだからしかたない。
ごはんも固めに炊きあげて、水にさらし、粗熱がとれたら、スープ皿にとり、冷や汁をかける。紫蘇はトッピングに。
沖縄物産店で買ったランチョンミート(塩と香辛料くらいで、アミノ酸やらなにやらの添加物を使わないのがある)と、茄子とゴーヤでチャンプルーを急ぎつくる。
最後に卵も追加です。味付けは塩、酒、シナモンと胡椒をミックスしたような独特の香りをもつ八重山地方の香辛料ヒバーチで。
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