昼飯2021.2.15(月)
- 温かいちらし寿司
<材料>米、蓮根、人参、リンゴ、ブロッコリ、卵、砂糖またはみりん・塩・酒
調味料=酢・果汁(いただいた文旦で)・砂糖・塩(酢飯用)
- 味噌汁<具材=里芋・大根・油揚>
- ほうれん草・春雨・鶏ササミのサラダ
立春のあとの寒波襲来せず、拍子抜けの日々に
今年の春一番を告げる風、早かったですねえ。ここのところ4〜5日はずんずん気温が上昇。もう春? いやいや期待しすぎですよ、とひとり問答をしておりますが、冬の間ガチガチに縮こまっていた体に暖かい空気を入れてやりたい気持ちが高まります。毎朝、通り道にしている霊園では、4〜5センチも土を持ち上げていた霜柱も溶けたよう。お湿りを受けた地面から小さな草が顔を出し始め、木瓜の蕾もひとつ、ふたつと膨らみかけていました。
こちらもつられて春の気分だけでも食卓にと、本日の主役は温もり漂うちらし寿司。と言っても使う材料はいつも身近に置いているもので。
①蓮根、人参を小ぶりの薄い短冊切りにし、蓮根はたっぷりの水に数分つけてアクを少し抜き、人参と一緒に昆布、カツオ節などの出汁、砂糖またはみりん、塩、薄口醤油でさっと煮ておく。生姜は大きめのみじん切り
②リンゴは蓮根、人参の大きさに合わせて薄切りにし、塩水をくぐらせ水を切っておく。ブロッコリは小さめの小房に分けて、熱湯でさっとゆがき、ざるにあけて冷ましておく。軽く塩を振ってもいい。
③卵に砂糖と塩少々加えて溶かしこみ、酒または水・砂糖・塩少々加えて厚めの卵焼きにし、サイコロ切りにしておく。水や出汁を加えると柔らかめの焼き上がりになります。
米は1割ほど水を少なくして炊き、炊き上がったら熱いうちに砂糖・塩少々を溶かした酢+果汁(柑橘類)を加え、杓子でご飯を切るように手早く混ぜ合わせたら、酢飯が温かいうちに①を混ぜ合わせて皿に盛り、その上に①②③を散らして。
ほうれん草をさっと湯がいて、熱い湯につけて戻した春雨と、茹でた鶏ササミのサラダ。
茹でて冷ましたササミは手で割いて、5センチくらいの長さに切ったほうれん草と、春雨をボウルに入れ、ごま油と塩と果汁少々(かすかに酸味を感じる程度)をよく混ぜ合わせたドレッシングで三種の具に絡める。
肉料理はあまり作らないけれど、たまに肉類を買うときはオーガニック食品を扱う店を利用しています。料理研究家、浜内千波さんの方法が“美味しそう”だったのと「沸騰した湯(の量はササミの4〜5倍)にササミを入れたら一呼吸おいてすぐにササミをひっくり返し、そのまま冷めるまで置いておくというシンプルさに引かれ、そのとおりにやってみたら、ふっくらとした仕上がりに。(よ)
野菜のほとんどは埼玉寄居の野の扉からの産直に長年お世話になってきていますが、住まい近くに店を構える自然食品店「赤とうがらし」(*)さんにも、石鹸や、柔らかい手触りの洗い布「びわこ」他、あれやこれやでお世話になっています。こちらは40年近く前、アトピー性皮膚炎で辛い症状に悩まされていたお子さんのために合成添加物や化学肥料・農薬をできるだけ使わない食べ物を求めているうち、同様の悩みを持つご家族がたくさんあることを知るようになり、そうした子どもたちのためにもとお店を開くことにしたと伺ったことがあります。
「アトピー」という言葉を耳にし始めた1981年春、治療法も確立しておらず、小児科のお医者さんたちも手探りでの治療を余儀なくされていた時代に、創刊準備号を出したばかりの雑誌『自然食通信』編集部には、食の状況への不安と不信から新雑誌への期待と問い合わせの封書・葉書などがダンボールに山と積み上げられ、その対応に追われて創刊号が大幅に遅れたことなども懐かしい思い出となりましたが。(よ)
*自然食品店赤とうがらし 豊島区駒込1-28-8/電話03-3947-8121 最寄り駅・JR山手線「駒込駅」(東口)徒歩2分
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