2010年 2月24日
昼めし献立
- 玉葱と切り干し大根、岩船麩の煮物
- ブロッコリとゆで卵、紫キャベツのサラダ
- 人参炊き込みごはん
- 葱と厚揚げの味噌汁
- 野の扉の沢庵と赤カブの甘酢漬
だしをたっぷりと吸って、とろり、甘~い、玉葱が主役。
ひと冬越した玉葱は、炒めても煮ても甘みがのって、砂糖や味醂など無用と思わせるほど。
そろそろ芽も出てきたことだし、このあたりで、大量消費といきましょうか。
たっぷりのだし汁+酒少々を煮立て、切り干し大根と干しエビを入れたら火を止めて鍋のフタをし、蒸らす。
麩はぬるま湯に少しつけて戻してから四つ割りに。
大玉3個(2人分)を厚めの輪切りに。芽が出ていたら、刻んでトッピング用に。
鍋に玉葱を並べて火にかけ、塩、醤油で薄味にととのえ、中火より弱火で煮ていく。
嵩が減ってきたら麩を加え、味がしみるまで煮て、火を止め、蒸らしておく。下ごしらえから、この間30分くらい。
冬の根菜のおいしさでは人参も負けてはいません。きょうは粗めにすりおろし、ごはんに炊き込みます。
塩少々で味つけ。細く刻んだ昆布を混ぜれば、だしの旨味も加わります。玉葱や人参の自然な甘みは、
よく効く薬のように血液からすぐに取り込まれる砂糖などと違い、からだの中をゆっくりとめぐって吸収
されるので、からだへの負担も軽いのです。
ターメリックの香りを移したオリーブ油で紫キャベツの千切りを炒め、蒸したブロッコリ、ゆで卵とともに
サラダ菜の上に。オリーブ油のソムリエ、小暮剛さんにお聞きしたバルサミコ酢と醤油、オリーブ油のドレッシ
ングを回しかけて。最近、なにかといえばこのドレッシングです。
こないだ、行きつけの居酒屋の女主人に話したら、「あら、ずっと前からあたし、やってたわよ」と。
我が家ではバルサミコ酢は何年もキッチンの奥に冬眠状態になっていて、これまであまり使いこなしてあげら
れず、ようやく表舞台に登場となったしだい。ビンテージものに昇格したかも…?
厚揚げの外側だけ切り取って、中の豆腐部分は和えものなどに、というちゃっかり技をよく使っています。
本日は外側を刻んで、長葱と味噌汁の具に。
料理人:よこやま
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