2009年 1月14日 | |||
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世界中が大不況に陥ったなかで寒々とした新年となったうえに、早々に風邪につかまってしまいましたが、ようやく復活です。ビンボーからは相変わらず浮上はできないけれど、雨露しのぐ屋根があり、荒れた喉を生姜湯であたためられたささやかな幸せをありがたいことと思います。
元気いっぱいの人参が佐世保から届きました
さて、新年早々の1月10日(土)、東大弥生講堂で催された「広がれ 広がれ!弁当の日」イベントは、300人定員のホールに400人も参加があって、盛況のうちに終わりましたが、その折、参加者全員に1本ずつ配られたのが、生ごみ堆肥の力強い土で育てられた人参。長崎は佐世保市で有機農業をやるかたわら、保育園の園児たちとともに、自分たちが食べる料理から出た野菜くずや、食べ残しを土にかえして堆肥をつくり、それを入れて菌や微生物たっぷりに育てた土で健康なからだの素となる元気な野菜を育てるという活動をされている吉田俊道さんが送ってくださったもの。今では、園児から高齢者まで多くの市民が「生ごみリサイクル元気野菜づくり」を実践中です。著書に『生ごみ先生のおいしい食育』(西日本新聞社)他。
超満員の会場は熱気に溢れて。 | |
「弁当の日」実践小学校から生徒も参加。 | |
1週間たっても丸囓りできる元気人参。 |
前日、自然食通信社事務所に届いた人参は大きな段ボール6個に詰め込まれ、全部でなんと400キロにも。箱も重かったけれど、人参の太っといこと! 1本で400gもあるのです。
事務所にも大量の人参をいただきました。さて、これは新鮮なうちにさばかなくっちゃ。事務所に見える人たちに5~6本ずつ、 持ち帰ってもらっても、まだまだ。
というわけで、連日の人参料理となりました。
本日は、人参1本まるごと、せっせとすりおろします。それを炊き込みごはんと、玉子焼きにどっと投入。
ごはんは、オリーブ油、刻み昆布、人参、塩、胡椒を入れて炊き上げました。盛り付けてからパウダーにしたハードチーズを散らします。人参が主役かごはんが主役か、わからないほど人参の存在感たっぷりの炊き込みごはんです。
玉子焼きのほうは、人参から出た汁も使うので、まとまるよう片栗粉を加えて。やっと形を保ったふんわり卵焼きです。こちらも味つけは塩胡椒で。刻んだレタスを敷きました。
のっぺいは新潟の郷土料理。里芋のぬめりをとらないというのが特徴です。このぬめりから「のっぺい」というう名前になったのが何となく分かる感じ。年越しには欠かせない料理で、大鍋に大量につくって食べます。鮭は必須ですね。もっともふだんは鮭なしでもつくります。だいたいは汁にするのですが、きょうは汁少な目となりました。
漬物は、野の扉の伊藤家自家製。塩加減が絶妙な白菜漬と、赤蕪の甘酢漬です。
のっぺい | すりおろし人参入り卵焼き | すりおろし人参の炊き込みごはん |
薬草茶(熊笹、ドクダミ、ヨモギ)
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麦々堂のクーゲルホフ(クリスマスケーキをちびちびと食べています。大食いするのはもったいなくって…) |
料理人:よこやま
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