2005年3月30日 | |
昼めしの献立
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桜前線足踏みか、とニュースを聞きつつ、家の近くの桜並木、橋のそばに咲き始めの枝を発見! 日当たりがいいのでしょう。橋の欄干に寄りかかって、一年ぶりに会えたね、と心の中で話しかけるような気持ち。桜が散って新緑にかわるまではしばらくそわそわした心がつづきそう。 春キャベツは1/2玉をさらに四等分くらいにざっくり切って、味噌汁用にとっただしを少し加え、厚めにスライスした人参といっしょに塩をふって蒸し煮。やわらかくなったら醤油を足し、ちりめんじゃこを入れて味がしみるように弱火ですこし加熱、フタしたまま火からおろしてなじませる。「春キャベツって何もしなくても、ほんとおいしいわよね」「すぐ火がとおって、甘くて」と話しながら食卓の大きなキャベツがあっという間になくなっていく。旬のものは、体にやさしく吸収されて、力になっていくんだなあ。…しみじみ食べ物を口に運ぶお昼のひとときはかけがえのない、生きている身体を感じる時間です。 紅菜苔は「トウ(花茎)を食べる中国野菜で、寒さに強い。生の時の赤紫色が、加熱すると濃い緑色になります。油炒めが独特のうまみがいきておいしいです」とのこと(野菜を送っていただいている「野の扉」より)。鹿児島の菜種油で炒めながら、かじってみると確かにうまみがあって、あまり強い味つけはしたくないなー、とチーズとキムチは少な目に、基本は塩と醤油少々で。でもこのチーズは北海道でていねいにつくられたチーズ工房のものだし、キムチはフリー編集者の方が「ここのはおいしい」と持ってきてくださった小松菜の手作りキムチだし。素材がこれだけよければ、まずいものになるわけないよね、見た目がちょっと雑然としてても…。いや、ほんとに味はなかなかだったんですよ。こんな見かけですが(今度はもうちょっときれいにつくろう…)。 |
ヨモギ | |
ナッツタルト、スコーン |
料理人:でこ
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