昼めし日記

 2010年9月14日

  ●昼めし献立 

  • 春雨と千切りキャベツの卵とじ  →→
  • 挽き割りグリンピースとジャガイモのサラダ      
  • 叩きキュウリとヒジキと春雨の塩ポン酢漬
  • ノラの食パン&カンパーニュ
  • 玉葱とキャベツの芯のスープ

 本日のオイシイ!

嵐の一日が夏を連れていってくれたのか、

ちょっぴり空が高くなったような。あったかくて、やさしい味わいに癒されますねぇ。

ひと月分の雨が降ったという大荒れの一日が、スイッチを切り替えたのか、朝方、ひんやりした空気が足元からのぼってくる気配に夏掛け布団を無意識に引き寄せていました。
冷たい食べ物、飲み物についつい手が伸びてしまったり、入浴もシャワーだけで済ませたりしがちだった長い長い夏。知らず知らず冷えをからだにためこんでいるだろうな。汗だくだった腰湯で読書も、じっくり浸かって、季節の変わり目に体調崩さないようにしなくては。
食卓にも温かい食べ物のメニューを増やしていこうと、さっぱりと口当たりも軽い春雨の煮物です。熱湯で戻し、すすいで水切りした春雨を、たっぷりの千切りキャベツと薄味のだし汁で煮て卵とじに。だしをたっぷり吸った春雨とキャベツの嵩も減っていくらでも入りそう。お腹ににしっとりとしみてくる味わいです。

たくさん茹でてあった挽き割りグリンピースをそろそろ使い切らなくてはと、茹でたジャガイモ、スライスした玉葱、オリーブと合わせ、塩胡椒とオリーブ油少々でシンプルなサラダに。ポテトサラダにはマヨネーズでしょ、って決めている人も多いけれど、ジャガイモそのものにコクがあるし、豆とオリーブ(5~6粒ね)が加わったら、油類もキモチ程度で充分オイシイ。未体験の方、いちどお試しくださいませ。

からだをしゃっきりさせてくれる酢の物を一品。キュウリは塩をまぶして板ずりし、すりこぎで叩いて乱切りに。塩ポン酢にだし汁を足し、塩と酢で調整したところにキュウリを漬ける。薬味に粗めにみじん切りした長葱と炒り胡麻を加えて。

じつはこれ、近所の居酒屋おおさわのメニューをそっくりいただいちゃったのです。こんな感じかなと記憶でつくってみたけれど、親方(といっても若いです)のレベルには遠いわね。板前修業をされた方で、きれいな包丁使いでおいしい和食をつくってくれます。昼の定食も人気のお店。

輪切りにした玉葱を千切りにするときに除いたキャベツの芯のところを薄切りにしてだし汁に塩を加えて煮ます。玉葱とキャベツからでた甘みとだしがとけこんで、こちらもからだにうれしいスープに。春ごろからバイトで入っている中村さん(染色‥ろうけつ染めが本職。住まいの近くのカルチャースクールで10月には教室を開くとのこと)が、事務所で食べたすりおろし玉葱のドレッシングのサラダがおいしかったので、家の近くのスーパーで玉葱を買ってドレッシングをつくろうとすりおろし始めたら辛みがすごくて目も鼻もひどいことになって挫折したそうな。産直のものとそんなに違うのかしら!と、こちらのほうがびっくり。新玉葱じゃなくても、スライスしただけで水さらしもせずにサラダなどに入れていたからねえ。                              

本日のお茶

ドクダミ(新潟・松之山産)とヨモギ(ご近所)…夏のあいだずっと、来客にもこれでした。    

本日のおやつ  

                                                                 料理人:よこやま