これは、
事実をもとに
書かれたフィクション
★”悪い夢を見た”で済まされない、原発のもたらす終わりなき災厄。
海沿いの小さな村々に降って湧いた電力3社の原発計画。巨額の金が乱れ飛び、
地域の絆をずたずたに裂いた悪夢のような日々を、28年に及ぶ粘り強い闘いの末、
電力会社3社を撤退に追い込んだ能登半島、珠洲市民たち。
本書は、渦中にいた著者によって、事実をもとに書かれた小説です。
バッド・ドリーム
〜村長候補はイヌ!? 色恋村選挙戦狂想曲~
落合誓子著
本体価格:1600(税込:1760)円
ISBN:978-4-916110-91-6
A5判並製 152ページ
”お犬サマ”まで立候補!?
巨額の金が動く「産業廃棄物処分場」プロジェクトの誘致をめぐり、小さな海辺の村は真っ二つに。前代未聞の次期村長候補を担いだ開発推進派。トンデモ候補相手に苦々しくも大真面目な選挙戦を強いられる反対派陣営。都会へ出ていった子どもらが戻ってくる日のために自然を守り、海とともに生きていこうと立ち上がった若き候補と支持者たちに想像を絶する妨害・謀略が繰り出される。
舞台は、日本海に面した架空の村「色恋村」。天才犬ケン太に目をつけた欲と金に踊る人間たちの老獪とふてぶてしさに初々しい正義派は果たして勝てるのか――
はたまた小説は事実を超えられるか……?
[目次]
あらすじと登場人物●総決起集会●天才犬ケン太●津田袋一族と色恋村●色恋村クリーンプロジェクト●闇からの手紙●五日間戦争の幕開け・前夜●開戦。告示●出会い・応援する人々●逆襲・犬の診療●謀略・胸の底に届く怪●決戦・出会いと別れの果て●ワン・ポイント村長●その後、巨大な力学が働く
●著者プロフィール
1946年石川県珠洲市在住。
ノンフィクションライター・作家。
市議会議員として地方政治に関わる。
著作に
『貴族の死滅する日』(晩聲社)
『原発がやってくる町ー「トリビューン能登」より』(すずさわ書店)
『わいわいがやがや女たちの反原発』(三輪妙子編 労働教育センター)
『女たちの山』(山と渓谷社)他多数。
2009年9月26日付「図書新聞」に米田綱路(「モスクワの孤独」著者)さんの書評が掲載されました →
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