自転車通勤には北風が身にしみる季節。からだを温める根菜類が途切れず届くのがありがたい。ジャガイモ、玉ネギなどのストックもあるし、楽しきかな根菜料理。
さいの目に切ったサツマイモと京人参、それに針生姜を入れて塩味で炊き込んだご飯。京人参の赤色が映えてちょっとご馳走風に。
白菜は6~7センチ幅に切ったら繊維の方向に刻んで。こうすると炒めたときシャキシャキ感が増す感じ。多めのごま油を熱して刻んだ鷹の爪とチリメンジャコを炒め、香りが出たところに白菜を入れてざっと炒めたら、だし汁、酒、醤油、酢、砂糖少々を混ぜ合わせたたれを加えてフタをし、軽く蒸し煮に。白菜に少し味がしみてきたら、水溶き片栗粉でとろみづけ。用意していた青菜を入れ忘れたため、これは盛りつけの彩りへ。カンタンに出来る。スピード料理です。
暮の休みに入る前に濡らした新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れた間引き人参の葉が瑞々しく甦っていたのでサラダに使うことに。さいの目に切ったジャガイモと京人参をゆで、あら熱を取って、みじん切りにした人参葉を混ぜ合わせたら、オリーブ油と塩少々、酢を全体にからめる。彩りも鮮やかなひと品に。畑から直接ならではのうろ抜き人参のやわらかい葉は香りもやさしく、パスタ料理にも大いに活躍してくれてうれしい。
味噌汁の具は冬の定番ともいえる大根とジャガイモ。味噌は「カムイブロートの食卓」に登場する北海道はイカウシのアガペ農園、勝子母さんからのいただきもの。ゆっくり低温発酵のまろやかな味。煮えばなにぶつ切りで投入した長ネギの甘味も効いて。
|