昼飯20190416
・春野菜で素麺チャンプルー
・リークと里芋のあっさり塩味スープ
1週おきの火曜日は、野の扉から季節の野菜が届く日。桜からツツジへと花の季節も移ろい、ひと月前にはほっそりと愛らしかった葉付き人参はすっかり成長した姿に、巷ではすでに山盛りになっている新ジャガにも1年ぶりに会えるかしら、と想像を膨らませるのも楽しみのうち。
朝晩と日中の温度差が大きい地域だから、新ジャガとのお目もじはひと月は先だなあ(ちなみに筆者の郷里は雪国なので、筍もジャガイモも東京よりひと月は遅かったデス)など、ふとつぶやいていたり…
野菜ボックスを開けるときって、何百回やってもムズムズわくわくで、自分の手元がじれったい。やあ、春野菜くん!なんて。緑いっぱいの葉物が箱のてっぺんでひしめいている。
おぉっ、初顔!(写真)、なになに…? 名前は「エルバステラ」…イタリア語で「星の草」ですって。添えられたメモ読みながら興味津々、どんな味がするんだろう。
珍しいもの好きの血が騒ぐ。さっそくこれを使いましょう。
有りものの素麺を茹でて、本日の主菜はチャンプルーもどきということに。
*茹でた素麺に添えるソースの材料
リーキ(先週の残りが少しある)、人参・凍み豆腐・(缶入り)トマトペースト・味噌・酒(白ワインにしてみたかったが…)・サラダ胡麻油・カイエンペッパー(他の辛味でも)・(あれば)シナモンパウダーなど。
①人参はすりおろしとみじん切りを半量ずつ用意。凍み豆腐はぬるま湯に10分ほど入れて戻し、軽くもんで水気をよく絞り、おろし器(穴あきタイプが大雑把なおろし具合になっていい感じに。
②シャキシャキした水菜と「エルバステラ」をそれぞれ水洗いしたら、水気を切っておく。
③油を大さじ2ほど鍋に入れ、粗みじんに刻んだリーキとみじん切り人参を炒め、おろした凍み豆腐を加えて全体に油を馴染ませたところに、その他の「*」材料を加えて火を通しながらよく混ぜ合わせる。固そうなペーストになりそうだったら、水かだし汁(煮干し・昆布・野菜だしなど何でも)でゆるくなりすぎない程度にのばしても。味が薄いようだったら塩で調整。味噌の味が勝ち過ぎないよう味噌の量にご注意。
④水菜と「エルバステラ」をザクザクと4〜5ミリ長さに刻み、大きめの皿にざざっと敷いて、テーブルに出す直前にオイルを細〜くかけ回し、軽く塩胡椒を振る。
⑤たっぷりのお湯を沸かしてソーメンを茹で(炒めるので柔らかくなりすぎないように)ザルにとって水洗いし、ぬめりが取れたらしっかり水気を絞り、くっつかないよう少量の油を全体に行き渡らせ、軽く塩を振る。
⑥フライパンか中華鍋を熱し、⑤を炒めて温め、④の皿に移し、ソースを上に盛りつけ、湯がいた絹さやを細く刻んでトッピングに。
スープは昆布とジャコでとったもの。作り置きしてあった鰹節の出汁も入加わり、贅沢なスープになりそうな予感が。
鍋を火にかけ、酒、塩、胡椒で味付けし、スライスした小ぶりの里芋とリーキを入れて火が通れば出来あがり。
リーキと里芋の取り合わせって、どうなの〜?と、結果への確固とした自信もなかったけれど、いい感じに仕上がってくれました。
未体験の方は一度お試しを。
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