・ノラのパン「さつまいものカンパーニュ」とノラ・カンパーニュ
・白菜と車麩の蒸し煮
・小松菜とチリメンジャコのソテー
・間引き人参入りスクランブルエッグ
・味噌トマトスープ(ジャガイモ・人参・白菜・サニーレタス)
左はサツマイモを焼き芋にして練り込んだカンパーニュですって。凝りますねえ。かわいいかたちね。森下裕美さんの大人気マンガのキャラクター、ゴマちゃんを思い出しました。古い!か。サツマイモの甘味が発酵を助けているのか、カンパーニュのごついイメージとちょっと違ってふんわりもっちりの仕上がりです。
しばらくご無沙汰していた車麩が恋しくなり、たっぷりの白菜と蒸し煮に。この冬、白菜にはだいぶ活躍してもらいました。車麩はめぬるま湯につけて戻し、水気を絞って一口大に切っておく。
だし汁と酒少々(白菜の呼び水程度)入れた鍋に大ぶりに切った白菜をどんどん敷いていき、塩を軽く振り、フタをして蒸し煮にする。火はごく弱火。
車麩には小麦粉をふるい、多めの油を熱してからませ、火を弱めて表面がからりとなるくらいに焼く。
白菜から水気がでてきて焦げる心配がなくなったら、カサが減った白菜のうえに車麩を置いて塩または醤油で味をととのえ、煮汁をかけながら味がしみるまで弱火で煮ていく。そんなに時間はかかりません。15分程度。味が染みてくた~っとなった白菜のおいしいこと。いくら食べても胃にもたれないし、ついつい家でもまた作ってしまうのです。
みずみずしい青菜のソテーに夢中です。きょうは小松菜で。3〜4秒湯通し(軽く蒸しても)し、水気を切って(水にはつけない)5センチくらいの長さにざくざく切る。フライパンにオリーブ油を多めに熱し、チリメンジャコをからりと炒めたところに小松菜を加えて軽くソテーし、塩・コショウで味付け。火を止めてから新しい油を少量からませる。
畑からの早春の便り「間引き人参」には、やわらかい葉がたっぷりついているのがうれしい! 本体より葉っぱの香りにそそられます。これをたっぷり3把分くらい刻んだのを入れてスクランブルエッグに。
味噌汁をつくって最後にトマトピュレを合わせた「味噌トマトスープ」。ゴロがあまりよくないけど、味噌にトマト、ふしぎに合いますね。
「土佐文旦」に魅せられ、はや、ン十年
昨年春ごろ、JR駒込駅の裏手に高知県の物産を扱うお店を発見。大好きな文旦が手に入る!とおおいに期待したのだけれど、こうしたお店って、家族でこじんまりとやっているところが多くて、開店時間が遅いうえに日によってさらに時間がまちまちだったり。閉店は7時くらいと早く、仕事をもっているとなかなか店が空いている時間に行くことができない。初めて店内に入れたのは、それから半年も経ってから。
あらゆる柑橘のなかで私は文旦がいちばん好き。グレープフルーツに似ているけれど、あの苦みはなく(そこが好きというひとも多いのかな)、一つ一つの房の薄皮から実がきれいにはがれる。甘すぎず酸っぱすぎない、きりりとした爽やかさが気に入っている。若いころ高知出身の人と6年くらいいっしょに仕事をしていて、毎年ご実家のおかあさんが段ボール2箱分の高知の名産を詰めて送ってくださった。そのなかに必ず土佐文旦が入っていて、初体験の清冽な印象にすっかり魅入られてしまった。「あぁ、血がきれいになる!」とつぶやきながら1個くらいあっという間に食べてしまう。皮も刻んでママレードに。皮についてる白い綿もあまり苦みがないので、神経質に取らなくてもいいし。甘さを控えめにして、胡椒をふってパンに乗っけてもおいしい。
最近は高知のアンテナショップでも売っているので、希少さがやや薄れたかなあと思っていたら、高級志向の文旦新品種もでたそう。高級じゃなくてもいいから、飽きるまで食べたいデス。文旦のあと、「小夏」というこれまたユニークな柑橘が控えているし、他にも土佐独自の食べものがいろいろあって、食いしん坊には興味が尽きません。
- 新しい記事
-
- 冬野菜の主役白菜、名残にたっぷりいただきます (4月15日)
- 桃の節句に少ぅし甘めのちらし寿し (4月13日)
- 小ぶりで歯ごたえ軽やかな春野菜でサラダを (3月30日)
- 大根絞り汁にお湯を注げばスッキリおいしいドリンクに (3月26日)
- ほんのり温かいちらし寿司で春を待つ (3月16日)
- 相性抜群 豆腐が助っ人?のオムレツを乗せたら (3月15日)
- カテゴリー