昼めし日記

2010年 3月18日

  昼めし献立 

  • 玉葱とキャベツと岩船麩の煮物
  • 豆腐とからし菜とおろし人参のサラダ
  • ほうれん草と鮭のリゾット
  • 長葱のスープ

本日のオイシイ!

あたたかい人参の赤に、しゃっきりとしたサラダからし菜の
グリーン。足踏みしつつも色あでやかな季節はすぐそこまで。

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

からし菜といえば、あの辛みと独特の香りを放つ黄色い種がとれる、菜種の兄弟分、と思ってたら、噛むとほのかにそれらしい香りはするものの、辛みはまったくないような。しゃきしゃきとした歯ごたえが楽しめるサラダ用からし菜のグリーンは、からだの奥の細胞をめざめさせてくれる気がします。それにしても野菜の育種の世界では次々と新顔が誕生していて、好奇心もそそられます。
寒さに息を詰めて暮らしていたモノトーンの季節も終わりに近いことを気づかせてくれたのは、すりおろし人参の赤色。あたたかな人参の赤と、芽吹きの季節を予感させるからし菜のグリーンを一盛りにして。ドレッシングはシンプルにオリーブ油と塩と酢を少々。

 名残りの玉葱、惜し気なく煮物に使います。キャベツ、麩(まんじゅうタイプです)とともに蒸し煮に。オリーブ油で玉葱を炒め、鶏ガラスープ(ストックをとったのです)、酒を加え、塩で味付け。玉葱、キャベつ、麩が甘みをたっぷりだしてくれて、じんわりからだにしみてくるおいしさ。

 バターで玉葱、鮭を炒めたところに牛乳を加え、炊いたごはんとチーズを加えてひと煮立ち。最後に湯がいておいたほうれん草を混ぜ合わせれば、かんたんリゾットの出来上がり。

スープは太い長葱をぶつ切りにして、鶏ガラスープ+水+酒+昆布を煮立たせ、塩胡椒であじつけ。

本日のお茶

薬草茶〔アマランサス(根津の借家の庭で2階に届くほどに逞しく育ったアマランサスを干して保存していたもの)〕
           茎も葉も実もいっしょにじっくりと煮出します。
           からだの芯から温まって、ふ~う、ほっこり。          

本日のおやつ

本日も多忙なり。

                                                                  料理人:よこやま