初物キュウリ見参! 一年ぶりの再会です
前夜から“来るよ”“来るよ“と言っていた予報があたって、大雨が強風ととともに
子どもたちの通学時間帯を狙い撃ち。高校生を暴風雨のなかに送り出すことになった友人が「びしょ濡れになったのでは」と心配そうに語っていました。
「五月晴れ」の季語も霞んでしまいがちなこのごろのぐずぐず天気がじれったくて、思いっきり下駄でも蹴り上げたくなっちまう。(昔はこれで天気を占ったんだものねえ)
そんなときに届いた畑からの野菜たち。箱から取り出した縮緬ヂシャの厚みのあるフレアーはフレンチカンカンのようなあでやかさ、おぉーっ、キュウリの初物も見参なり! 植物が発散する精気ってすごい。まだ口にしていないのに、しゃっきりときつけ薬のような効果あり。最初に手をふれる料理人の特権ですね。
日々の元気は野菜のおかげかな
|
|
|
|
|
|
|
香り立つ春野菜をいまのうちに味わい尽くしたく、ごはんには人参のみじん切りをたっぷり。刻み昆布少々と塩もほんの少々。炊きあがったら、みじん切りの人参葉を混ぜ込んで。
今週は大根消費週間。溜まった大根を使い切ろういうわけです。
最近は水で戻さなくても使える生ヒジキが出回っているから、これを大根、人参と炒めて、
醤油味で煮詰めます。大根と相性がいい煮干しのだしで煮てもいいですね。サヤインゲンを最後に加え |
|
て彩りに。
文句なしの小気味いい歯ざわり、味噌をつけてかぶりついてもよし、という初物キュウリを本日は酢醤油にゴマ油の香りを効かせたドレッシングで。さっと蒸して甘みが増したブロッコリー、スライスしただけのしゃっきり新玉ネギも加わります。トッピングは煎り胡麻。
塩味スープの具は、大ぶりに切った大根と人参、戻してあった春雨。最後の水菜も入れて。だしは鰹節。
|
|
|
|
|
|
|
|