昼めし日記

2005年8月23日
昼めしの献立 

  • ゴーヤーの天麩羅
  • 焼き茄子、万願寺唐辛子、トマトのサラダ
  • モロヘイヤとオクラと卵の汁
  • 葱まぜごはん

8月後半の満月は、つぎの季節「秋」への思いをそそるよう。
でも夏が終わっていくのもさみしい。

夏野菜の王様、ゴーヤー。実家・鹿児島では豆腐の白和えにしてよく食べた。冷水で洗ってあくを抜いていたのだと思うが、ひんやり冷えた木綿豆腐と、しゃきしゃきした生のゴーヤー(「にがごり」とか「にがうり」と呼んでいた)、すり胡麻の香りがなかなか夏の風情によく合った。あく抜きが足りないと、新鮮なゴーヤーの苦味は子どもにはかなり強烈で食べられない。「きょうのは苦い」と思った日は、豆腐のところばかり食べていた気がする。

いつだったか、編集長がつくってくれたゴーヤーを片栗粉だけの衣で揚げたシンプルな天麩羅。揚げたてを塩で食べたのが、さっぱりと苦味も生きて「ゴーヤーって、天麩羅にしてもおいしいんだ!」とびっくりした。その味は忘れられず、まねしてつくってみたのだが失敗。油を吸ってしまったのかな。あの歯ごたえと風味が出せない。温度が低かったのか。今度コツを聞いてみよう(編集長は不在でした)。

醤油に漬け込んだショウガのみじん切りを、長葱といっしょに炊きあがったごはんにまぜる。オクラは大きめに切って鰹だしに投入、刻んだモロヘイヤと溶き卵を入れ、キムチや黒胡椒もくわえてかんたんなスープに。
茄子と万願寺唐辛子は、網で焼いておく。少し冷めたら、塩・オリーブ油・南瓜酢(いただきもの。京都の飯尾醸造のもの)・レッドペッパーでつくったドレッシングになじませて、冷蔵庫に。ほかの皿の準備がととのったら、刻んだ青紫蘇と、冷やしておいたトマトとあわせて、皿に盛る。

本日のお茶 ドクダミ
本日のおやつ 堺の、けしの実餅。編集長のおみやげ。

料理人:おおわだ