昼めし日記

2005年8月18日
昼めしの献立 

  • ししとう入り卵焼き
  • 根菜トマト煮
  • ツルムラサキと胡瓜の辛いスープ
  • プチトマトのサラダ
  • 麦々堂のパン

お盆過ぎて、ようやく残暑の趣。本郷近辺、人や車はまだ静か。電車も空いている。来週には日常の喧噪が戻ってくるでしょうか。
当事務所でも順番に夏休みをとりはじめ(いまだ走り回っている人もいますが)…、昼食時のあたま数が減ってなかなかおかずが減りません。きょうはのこりもののアレンジを中心に、ささっと。

先週編集長がたっぷりつくってきたししとうの佃煮。じゃこや山椒とあわせてよく登場する定番、食卓の人気も高いのだけれど先週は食べきれなかった。ごはんメニューと相性よし、だけど、ちょうど北海道の麦々堂からパンをいただいたばかり。懐の深い麦々堂のパンにならばきっと合うはずと、煮汁ごと卵のなかに投入。すこーしだけ塩などで味をととのえ菜種油でシンプルに焼く。ほんのり焦げてパリッと、醤油が香ばしく、大人味の卵焼きに。

ごろごろジャガイモやカボチャや玉ネギ、ひよこ豆に、刻んだトマトと鰹だし、黒胡椒をしっかりきかせて月桂樹の葉で煮込んだ一品は、汗や扇風機で知らず冷え気味になっていたお腹があったまるよう。

鰹だしに刻んだツルムラサキと胡瓜(縦長に短冊切り。火を通しすぎないのがコツ。ウリのような歯触りでおいしいです)、そして胡瓜とキムチと黒胡麻のあえものを投入。長葱を焼いてマリネ風にしたのこりものも加え、さっぱりすっぱ辛いスープに。醤油とキムチ、で意外とまとまります。

ようやく単行本の入稿が済みました。発売は9月初旬。またトップページでお知らせしていきます。
ひさしぶりに事務所の台所に立ちましたが(最近はほかのスタッフが連続して作ってくれていた)、材料を切りはじめればなんでもないことなのに、つい忙しいとおざなりになってしまう。食事をおろそかにするようでは、いい仕事はできないわよ、とかつて編集長に言われたことばは、痛く、胸にのこっているのですが…。

本日のお茶 水だし無農薬緑茶(かごしま有機生産組合)、ドクダミ
本日のおやつ 和菓子「加賀の白峰」(スタッフのおみやげ。胡桃の佃煮が入った「もなか」!)

料理人:おおわだ