2005年7月28日 | |
昼めしの献立
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千葉房総の生産者から、8月末にはもう今年の新米が天日乾燥まで終えているとの便り。それまでにまだ少し間があるのだけれど、去年の米が払底し、新米が届くまで主食をどんなかたちでつないでいこうかと話していたところに、ためていた卵パック返却のおかえしというお米が届く。ありがたや。そのお米をさっそく炊くことに。 ご飯が炊き上がったら、やはりいただきものの珍しい八朔と夏蜜柑の掛け合わせという蜜柑の汁に少し塩味をつけ、混ぜ合わせる。あら熱がとれたところにゆがいたトウモロコシ、インゲン、キュウリと、千切りしにした蜜柑の皮もを混ぜ込む。八朔の個性が加わり爽快感が増した蜜柑ジュースで夏向きのさっぱりごはんに。 先日、寄居町の「野の扉」にお邪魔した折、いただいたトマト水があまりにおいしく、唸っていたら、パック入りで1本、いつもの野菜のボックスにおまけで入ってきた。どんなものかというと、トマトピューレを仕込む際、トマトに熱を加えるとけっこうな量の水分が出てくる。これをざるで落としたもの。”水菓子””水蜜桃”などを思い出させるレトロな響きのこの「トマト水」、軽く塩味もついていて、うまみたっぷりのスペシャルなドリンクです。伊藤家の夏のハードな野良仕事を支えるアクアウォーターかもね。 鰹節が切れていたこともあり、このトマト水と、料理酒・蔵の素を入れただけの水に塩、しょう油を加え、キュウリ、オクラ、カボチャをたっぷり入れてことこと煮たら、だしいらずでおいしく仕上がりました。彩りにミニトマトも添えて。 茄子はざくざく輪切りに。使い切れずだいぶ残っていたキャベツも千切りにして軽くオリーブ油で炒めてカサをへらし、溶いた卵のなかへ。塩、コショウ、刻んだバジルも加え、たっぷりめの油で分厚く焼き、切り口をみせて盛り付けたら、いつもと違う出来栄えにみえます。 サラダの豆は米国産キドニービーンズ。金時豆の種類らしい。長時間煮ても色が褪せず、他の素材とのコントラストが鮮やか。キュウリ、玉ネギと合わせシンプルなサラダに。 |
ドクダミ | |
ブラウンライスのミントチョコケーキ |
料理人:よこやま
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