2010年 8月3日
昼めし献立
- ゴーヤと長茄子入り玉子焼き
- 夏野菜のサラダ
- ノラの天然酵母食パン
- 茄子と車麩の味噌汁
本日のオイシイ!
麻婆茄子には「マー坊」茄子 って、駄洒落じゃありません。中国野菜の改良品種だそう。ソフトな味わいが持ち味かな。ゴーヤと一緒に卵焼きに閉じ込めました。
野の扉からは、ほとんど予告なしに、初めて見る野菜が入ってきます。こちらも本業で忙しいため、「わ、青い茄子だよ! ずんぐりしてる」「丸い瓜みたいなのが入ってる。へぇ~、これもズッキーニなんだ」などとワーワー言いながら、だいたいは料理法も調べず、成り行きまかせ、どんな仕上がりになるんだろうかと不安と期待半々、調理開始となります。
今週で2度目の登場となる、このひょろりとした長茄子も、新しい品種のよう。じつは料理を作ったあとで、野の扉のホームページと種苗会社のサイトで調べて、中国野菜を改良した「マー坊」という茄子と知ったしだい。「麻婆茄子に使うとおいしい」って、駄洒落みたいなネーミングが笑えます。
まずは、この“マー坊”茄子と、ゴーヤをそれぞれスライスして油で炒め、コショウ少々と塩で薄味をつけ、溶いた卵に混ぜ込みフライパンで卵焼きにします。
みじん切りの玉葱とトマトをざく切りにして鍋にかけ、白ワインとカイエンヌペッパーを加えて煮詰めたソースを玉子焼きに添える。ゴーヤの苦味が卵でちょうどいいぐあいに。油を吸った茄子もソフトな口あたり。トマトソースとふんわりホロ苦卵焼き。お子ちゃまに食べさせるのはもったいない。大人の味というところ。
気温の急上昇とともに、もう毎週、夏野菜のオンパレード。少し前まで、ああ~、貴重なトマト! とてもいっぺんに食べられやしない、なんてケチケチ使っていたのが、先週あたりから、3種類ものトマトがわんさかとボックスに入ってくるし、つやつや茄子に、指にとげが突き刺さりそうなキュウリ…と、想像されたくないけれど、野菜を両腕に抱えて鼻息あらくなっているこのごろであります。
よりどりみどりの夏野菜から、(またもや)ゴーヤ、キュウリ、玉葱、ピーマンをひたすらスライス。ゴーヤは軽く塩でもみました。これらをあわせて、香りを楽しむくらいの量のオリーブ油を全体によくからませ、塩と酢を混ぜ合わせただけの、シンプルサラダを一皿。“素材主義”に徹したら、これがまた滅法ウマい! 彩りに散らしたプチトマトも程よい酸味です。
野の扉・ノラの天然酵母食パンも野菜といっしょに届きました。中身もしっかりしていながらソフトに焼き上がって、食パンにしちゃあちょっと贅沢じゃござんせんか。トーストにしただけでもおいしい。
レシピの締めは、味噌汁を車麩とマー坊(長)茄子の具で。バイトスタッフの中村嬢がおうちの庭でとれましたって、持ってきてくれた可愛らしい茗荷をきざんで薬味に。さすがに年中スーパーにあるのと違って、香りもしっかりしてる。茗荷のあのなまめかしい香りにすっかりハートを奪われているヨコヤマなので、一袋なんぼの茗荷を手に入れたら、冷奴に山のようにかけてしまい、豆腐を食うのか茗荷食いかわからなくなるくらいの茗荷好きなんだけど、ま、お盆過ぎの楽しみにしときましょ。
ドクダミ(新潟・松之山産)とヨモギ(ご近所…犬の散歩道を避けるのは至難の技だわね) |
料理人:よこやま
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