・長葱と人参炊き込みごはん
・蕪とさつま芋の味噌汁
・根菜と小豆の煮しめ
・豆腐と白インゲン豆と大根の酢醤油和え
月曜朝の事務所。しんしんと冷え切って、寒さが身に沁みる。
けさ、起床時のわが家の気温はマイナス1度。今冬いちばんの冷え込みとのこと。事務所が寒いわけだ。
こんな日はやっぱり体のなかから温めてくれそうな食べものが欲しくなる。インフルエンザも大流行の兆しとか。毎冬、この時期につくっているのが、長葱をたっぷり炊き込んだごはん。葱は風邪の予防にもなるというし。さいわい、産直の葱を2週分溜めこんでいる。葱は2人分で太いのを2本ぶつ切りに。すりおろした人参と塩も少し加えて炊く。だし汁は不要。葱の白いところと人参からの甘みが炊きたてのごはんを包みこんで、ふだんの食がこんなにごちそうでいいのかしらと言いそうになるほどの、得も言われぬおいしさです。
冬の寒さにきたえられて甘みが増した蕪もさつま芋を味噌汁にしたら、野菜籠に10日も放っておいた蕪だったけど、口に入れるとほろりととろけるほどに。ちょっと甘くなりすぎたか。雪深い山形育ち、糀控えめのいくらか辛さが勝っている味噌なのだが、根菜の甘さに押され気味の感あり。
「うちでは、かぼちゃじゃなくて蓮根と小豆を煮てたわね」と言ってたのは、同郷の古い友人。わが家ではカボチャのいとこ煮も母は作ったことがなかったので、農家出身の友にならい、冬には蓮根と小豆を煮たりしている。関東の蓮根はさくさくとした歯ごたえだが、新潟の蓮根は(たぶん)でんぷん質が多いのだろう。煮るともっちりとする。そのもっちりが、ふっくら煮た小豆といい相性なのです。
蓮根、牛蒡、コンニャク、人参、厚揚げを酒、砂糖少し、醤油で味付けしただし汁で煮て半分くらい味が染みたら、昨夜のうちに煮ておいた小豆を加えて小豆が崩れない程度にさらに煮含め、火を止める。
きょうのは、家でここまで下煮したのを、温めて盛りつけ。
サラダの豆腐は沖縄の島豆腐。しっかり固いので水切り不要なのだが、50℃のお湯に少し浸けてザルにあけて水切り。あったかいサラダにしたいからね。冷蔵庫にあった白インゲンの煮たのも鍋でかるく温め、大根の千切りとパセリのみじん切りも混ぜて酢醤油で和え、煎り胡麻を上から振る。
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