- 菜飯
- 白菜と油揚げの味噌汁
- のっぺ汁
- 大根と鰤のアラ煮
- 白菜と赤蕪の漬物
大晦日に食べるごちそう”のっぺ”も、そろそろ普段仕様に。
私の田舎では、秋が深まるころから作り始める「のっぺ汁」。塩鮭(と決まっている。生鮭ではおいしくないのです)と里芋と人参、コンニャク。まずこのあたりが確保されれば、のっぺの体裁は保たれる。
普段着ののっぺはこれに蓮根、牛蒡、キノコ(今どきは椎茸というあたりか。わが家では毎年、母がキノコ採りに行き、春先までも食べられるよう、塩漬けにしていたので、それを使うことが多かった)、竹輪など入れて。
おせち料理をつくる習慣がなくて、1年分のごちそうを大晦日に食べるのだが、のっぺがないと始まらない。欠かせない一品。紅白の蒲鉾が竹輪に替わって入り、椎茸、慈姑(クワイ)、銀杏も加わると、正月を迎える気分が高まるというもの。銀杏の殻とりは私の仕事。母に「銀杏食べ過ぎると鼻血がでるよ〜」などとおどかされるけれど、殻を外しながらついついつまみ食いしてしまう。
新しい年も1週間過ぎて正月気分も抜けたところで、2度目ののっぺづくりは普段仕様に。自宅でつくって持ってきたもの。基本的には鮭からでる出汁だけでオーケーなのだけれど、干し貝柱の残りがあったので、それも少し入れて。あとは材料からでるだしだけで煮ます。里芋のぬめりをとらないので、里芋のとろみがつくのが、のっぺの特徴でもあります。
鰤といえば、日本海と思っていたら、九州産をよく見かけるようになった。大震災と関係ある…?
天然鰤のアラがどさっとひと盛り、お得な値段で売られていたので、これを50℃洗いしてアクをよくとり、大根と煮てみました。味つけは少し甘めに。これも家から持参。
というわけでこの日作ったのは、ごはんを炊いて、塩もみした大根菜を混ぜ込んだ菜飯と、味噌汁だけとう楽々作業。野の扉から届いたばかりの今冬初の白菜漬もさっそくいただきました。
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