昼めし日記

2012年1月6日のメニュー

  • 牛蒡、人参、油揚げ入り炊き込みごはん
  • 大根と油揚げの味噌汁
  • 切り干し大根と小松菜の煮びたし
  • 粉ふき芋のトマト味噌だれ和え
  • 赤蕪の甘酢漬

 

ハレからケの食へ。正月用の残り素材も使い回します。

野の扉から、お正月用にと野菜ボックスに入ってきた、ずんぐりと太い大浦牛蒡と京人参がまだ残っている。この牛蒡の産地が千葉県と知ったのも昨年暮れのこと。太いけれどすぐに火が通るし、味も染みこみやすく、おせちに使われるのはこういう牛蒡なのですね。
粗くみじんに刻んだ牛蒡、小さめの短冊に切った京人参と油揚げと薄味をつけただし汁でさっと煮てごはんに炊き込みました。炊きあがった熱々のごはんからは真っ先に牛蒡の香りが立ち上げり、鼻をくすぐってくる。うわっ、おいしそう。家に持って帰る分も計算して多めに炊いたのは、大正解。夜も楽しみ楽しみ。

冬野菜代表、大根にがぶり寄りっ

冬野菜の代表格、大根は毎週安定供給…そろそろボリュームたっぷりの三浦大根も届くころだわ。年明けて都心も冷え込みがきつくなってきているし、自家製切り干し大根でもやりますか。甘味ののった天日干しが期待できそう。
さいの目に切って、薄塩味でごはんに炊き込めばお腹にもたれないさっぱり甘めの大根飯に。これもこの季節の当事務所定番メニューなれど、きょうは順当に?味噌汁で。

切り干し大根にも土地土地の流儀が。

きのう使った切り干し大根の残りと小松菜を湯がいて煮びたしに。大根の戻し汁がおいしいのだから、捨てちゃダメよ〜。これがあれば砂糖要らず、だし要らず! 塩と醤油少々で味つけし、大根と小松菜を15分ほどひたして味をなじませる。
田舎で子どもの頃から食べ慣れていた切り干し大根は、タテに四つ割にしてしっかり干し揚げたのを小口から刻んで醤油とだし汁や酒で割ったつけ汁に浸けておいたもの。イチョウのかたちに戻ります。大晦日にはこれにスルメや数の子を加えたものを沢山つくって、正月中食べていたっけ。
そのせいか、宮崎が産地という、あの細〜い切り干し大根ではなんだか頼りない。
近ごろは県のアンテナショップで扱っていたりするので、たまに思い出探しに立ち寄ったりしている。

ジャガイモを柔らかく煮て、残った水気を飛ばしながら粉吹き芋にしたら、トマトソース(手元のものは、ドライトマトを戻してペースト状にしたもの。瓶詰めで売られていた)と味噌、酒で軽く煮つめたたれで和える。彩りは長葱の青いところを刻んで。

赤蕪漬けは野の扉の自家製。酢を纏うとこんなに美しい赤色に変わるのねえ。毎年巡ってくることだけど、自然のサプライズを堪能。