・人参、大根葉入りごはん
・千切り大根とジャガイモの味噌汁
・岩船麩と千切りキャベツの卵とじ
・低温蒸し大根のサラダ
岩船麩。新潟県岩船郡(郡内の大部分は村上市に併合され、岩船町に)一帯で作られてきた麩です。100年を超える製造の歴史があるそうで、ぷっくりと盛り上がった饅頭のようなかたちが独特。新潟の麩といえば、車麩が全国区だけれど、つるり(というより”とぅるり”という語感ね)とした舌触り、のどへの通り具合がよろしいこの麩も大好き。表参道にあるアンテナショップで購入しました。シャボン玉のように軽〜い麩と、堂々たる筆遣いのロゴの取り合わせが愉快。
大人になってから好きになったもののひとつ、「麩」。
あっさりめのだしをとって、麩もこのだし汁で戻し、きょうは千切りキャベツと卵とじに。上品な味に仕上がりました。
麩を食べるたびに、「子どもの頃、車麩なんて変なにおいがして全然美味しくなかった」と昔の話をする私。あの麩が、このおいしさにと、未だに合点のゆかないところがあるのだが、なんのことはない、歳月を経て自分の舌が練れてきただけということかも。
またまた大根を低温蒸しにしてしまう。こんどはおおぶりのさいの目に切って蒸してみた。うわ〜大成功。なんていうか、ヤーコン(こちらはもちろん生)のような梨に似たさわやかな甘味と歯ごたえになった。これと黒インゲン(輸入物の缶詰だったが、国はどこか見ないで処分してしまった…)、人参千切りとともに酢醤油と胡麻油のドレッシングでサラダに。
煎り胡麻とパセリのみじん切りを散らして。
ご飯にはすりおろした人参を炊き込んで。炊きあがったら塩で軽くもんだ大根葉を混ぜ込む。
ジャガイモと千切り大根の味噌汁。この季節、田舎の母がつくる味噌汁の定番といえば、これ! でしたね。
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