2005年1月17日 | |
昼めしの献立
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文京区本郷の坂の上から東京ドームをみおろすと、ときどき、うす紅色のとても美しい夕焼けが見える日がある。本郷で働きはじめた頃、ある人が教えてくれた。今日はそんな日でした。 端境期で「野の扉」から届く野菜の種類は少なめ。つかってもつかっても箱の底から何かが出てくるような気がした夏とは全くおもむきのちがう野菜箱だ。それでも熊手みたいな山芋や(縁起がいいかも)、ものすごく太い大根(まるで太もも?)…新聞紙にくるまれたユーモラスな姿をひとつひとつのぞく楽しみは同じ。熊手ならぬ山芋はまた今度にして、今回は残っていたキャベツ丸ごとひとつつかうをテーマに。 大根の皮(さっきむいたの)千切り、大きな大根本体から切り取った大根葉も細かく刻んで、出汁をとったあとの鰹節もしぼって刻んできんぴら風に醤油で炒りつけ、炊きあがった生姜ごはんにまぜる。この方法は昆布だしのときもいけます。味噌汁には、先週の残りものの煮物を足して。 自然食通信社に入っていちばん覚えたことは、だしがらや野菜の皮や残りものの調理法だろうなー。ほのかな苦味、甘味、味わい。思いがけないコラボレーションでうま味が出て、おいしいのですよ、これがまた…。(その秘密を知りたい方、『台所サバイバル』がオススメ!) |
ヨモギ | |
香港土産のごま饅頭菓子 |
料理人:でこ
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