昼めし日記

2005年1月14日
昼めしの献立 

  • みかんピラフ 
  • 人参と大根の味噌トマトソース煮 
  • キャベツとゆで卵のサラダ
  • 味噌汁

子どものころは冬中、毎日、飽きもせず食べていた蜜柑も、大人になったらなぜか(体が冷えを感じやすくなっているからか)あまり食べなくなり、外皮がガチガチに硬くなったまま放置してしまったりする。
どうしょうかと思案のはてに包丁を入れてみたら中は凝縮した瑞々しい果汁が。それを絞ってご飯に炊き込んだのが、自然食通信社風ミカンピラフの始まりという次第。これは春から初夏にかけて届くようになる八朔や甘夏でも作ります。柑橘の香りも豊かなご馳走に。

作り方はいたって簡単。電気釜の底にオリーブ油とクミンシードを敷き、お米を入れて水分量の(少なくとも)半分くらいはミカン汁にして、軽く塩コショウし、スイッチオン、というだけ。これを基本にナッツ類を加えたり、玉葱の刻んだのやベーコンが入ったりすることも。

堂々と立派に育った大根が「使ってよ」と言いたげに出番を待っている…冬の大根はすぐに火が通り、甘味も豊富。ほとんど毎日、大根が昼の食卓にのらないことはないといっていいくらい。そして今日は、大ぶりに切った大根と人参を昆布と一緒にやわらかくなるまでに煮たのを、味噌、トマトジュース(いただき物。重宝いたしました)、白ワインを煮詰めたたれで和えて。味噌とトマトジュースの割合は味噌が勝ちすぎないくらいに。その時々の気分ではありますが。

サラダはさっとゆでたキャベツと刻んだゆで卵に、オリーブ油とキャラウェイシードを熱したのをジャッとかけ、塩、胡椒、酢少々とざっと混ぜ合わせて。住まいの近所のカフェでたまに食べるサラダに使われていたキャラウェイシード(のような気がする)の香りに刺激されてつくってみた試作品。
麦々堂のライ麦パンにこのキャラウェイがいっぱい入っていて、これが私の一番好きなパン。猫に鰹節、ぎんにはキャラウェイ~ …蛇足。。

本日のお茶 ヨモギ
本日のおやつ 伏木の名菓「千代くるみ」

料理人:ぎん