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うどんカルボナーラ(?)
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マー坊茄子の焼きびたし
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キュウリとゴーヤ、蒸し豆腐の酢の物
枕詞は「今年の天気は変ね」
蝉から草むらの虫たちへとバトンが手渡されだしたよう。暦は9月に変わった、とはいうものの相変わらず暑いですなあ。それもこれもぐずぐずと居座る台風のせいなのだ。東北を襲った震災からの復興も遅々として進まないところに、さらに西日本に大型台風が襲いかかっている。きょう来るか、明日来るかと身構えるが、東京も毎日のように、晴れ時々雨、ところにより雷雨…などと、いったいどうしたらいいのさ、目の前は晴れているのに洗濯物は干せないわ、「お出かけには傘をお忘れなく」とあっちでもこっちでもご親切な気象予報士さんに送り出されて、一日持ち歩いても雨は降らなかった、煩わしい…もう1週間以上ものろのろと八岐大蛇のように列島をのたくる台風に翻弄されている。
エアコンなしには慣れたとはいうものの、フェーン現象のただならぬ蒸し暑さは、そりゃあこたえますよ。食いものくらいは涼しげにいこうかと、乾麺を買ってきたのはいいのだが、どこで途を間違えたか、段取り迷走のあげく、つけ麺のはずが炒めうどんとなる。なぜ? 当人にもわかりませぬ。ともかく、玉葱、ピーマン赤・青千切り、うどんを炒め、卵をからめて盛りつけたら、「カルボナーラみたいですね」とスタッフのゆみちゃん。そう言われれば、そう見えなくもなし。味付けは塩胡椒で。
熱いうちの皮むきで香りふっくら、なれど火傷にはご用心
ひゅるるうと細長いマー坊茄子は身も柔らかい。これを直火で焙って皮をところどころ剥き、吸い物より味を濃くしただし汁に浸けます。ふくふくと熱を含んだ独特の含み香が焼き茄子のおいしさの秘密。また冷やしたときの、とろり、するりと舌をすべる感覚も捨てがたいですな。青紫蘇を上に散らして。
さっぱり系をあと一品。キュウリ、ゴーヤはそれぞれ軽く塩もみして、水気を絞っておく。豆腐は前日低温蒸ししてあったものを細めの短冊切りに。油揚げ(前日に50℃洗いしたもの)を粗みじんに刻んでフライパンでから煎りにして冷ましておく。
器にキュウリ、ゴーヤを敷いた上に豆腐を盛り、油揚げを盛り上げて、だし汁、酒、醤油同量を煮詰めた割り下(生醤油でも)、砂糖または蜜(溶けやすい)、酢をあわせてたっぷりかける。この酢の物のヒントは、向田邦子さんの料理本から。向田さんは油揚げではなく、揚げ玉を使っていましたが。
味噌汁は長葱と厚揚げの皮を具に。
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