年末年始のお休みをはさんだ関係で、ひからび気味の食材で冷蔵庫のなかの砂漠化が進んでいる。こういうときはこういうときで、腕のふるいがいがあるもんです。
発酵してきた白菜の古漬けはカレー味のスープに。トマトジュースを水分の半分ほど使い、カレーリーフ、カレーパウダー、カルダモンなどが主なスパイス。里芋、人参も加え、残り物の蒸かし芋も入れたら程よい甘味が出てきた。きのうより3度ほど気温が低めの本日。熱々のスープでおなかがぽかぽかしてきた。
年末にいただいたグリーンオレンジは、少し皮がしわしわ気味ながら、絞ってみると2個でちょうど2カップほど果汁が取れるほどのジューシーさ。この果汁を全部使って、オレンジピラフに。間引き人参の葉をヒゲ根も小さな実も一緒に細かく刻み、クルミ、オリーブオイル、塩と一緒に最初からピラフに炊き込む。スパイスとして、シナモン、クローブ、胡椒。仕上がりは温州ミカンのピラフより、酸味も甘味も控えめでおだやかな味。人参葉がクルミとよくあっている。
柚子胡椒も、冷蔵庫の奥にまだ残っていた。白菜をざくざく切って鍋に入れ、柚子胡椒と味噌、刻み昆布、水少しを合わせたものをまわしかけ、そのまま蒸し煮に。「柚子胡椒はお刺身にもいいですよね」との声も。わさび代わりに醤油に少し混ぜたり、おでんにも、おすすめとのこと。忘れててごめん、柚子胡椒さま。
玉ねぎとチーズ入りのオムレツには、クミンをきかせる。何となく消化にいいような気がするのだけれど、クミンの薬効は?とインターネットで調べてみると、「消化を促進し、胃腸内にガスがたまるのを防ぐ作用があります」とある。なるほど。
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