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車麩と玉葱の卵とじ丼
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オクラの辛子醤油和え
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叩きキュウリと長葱のスープサラダ
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茄子、長葱、車麩のすまし汁
ありゃ、虫が湧いておりますがな…休み明け、米櫃、といってもおかきの缶ですが(5キロも入る)、フタをあけたら玄米のところどころが盛り上がっている。今年は梅雨明けが早かったおかげで虫があまり出ないなと思っていたのに。天日干しゆえ、虫の卵もどこかに潜んで孵化の時期を待つのだろう。梅雨どきの気温、湿度に合わせるようにむくむくと湧いてくる。
この季節、事務所で小さな蛾が飛んでいたら、米の養分横取りして育ったヤツに間違いない。新聞紙に玄米を広げると、明るい日差しを浴びて、わらわらとコクゾウムシも這い出してくる。こいつらを追い出し、ざるでふるいにかけ、小さいながら働きものの精米器で搗いて炊くと、古米の臭いもしないし、食味もそれほど悪くならない。記憶に残る古米の味に比べたら、はるかにおいしい。
新米がでるまでもう少し。モチ米を2割ほど入れて炊くともちもちごはんに
子どもの頃、夏の間はよく田舎に預けられていたが、ごはんに変な臭いがするのはどうしてだろうと不思議に思っていた。農家では新米はほとんど売りに出し、残っている前年、前々年の米から食べていたのだと知ったのは、ずっと後になってからのこと。
新米がでる少し前ころ、私の母は、古米になりかけた米に餅米を2割ほど足して炊いていた。こうするともちもちした新米のようなごはんになるのだ。生活の知恵ね。
新米が届くまでにあと少し。事務所の米もおいしく食べる工夫をして、それまでもたせなくては。ひさしぶりに丼でもつくりますか。香ばしい全粒粉の車麩を薄味のだし汁で戻して軽くしぼって食べやすく切り、酒、砂糖、醤油で味付けしただし汁を煮立て、スライスした玉葱と煮たら、溶いた卵でとじ、丼によそったごはんにかける。
サラダ用のスープは鰹節と昆布でとっただし汁を塩で濃いめに味付けし、粗熱をとったら冷蔵庫へ。キュウリに塩をこすりつけ、すりこぎで荒くたたき、一口くらいに切る。ネギは小口切りにし、水さらししたのち、キュウリととともに粗熱の取れたスープを合わせ、甘夏の果汁を加え、再び冷蔵庫で冷やす。
オクラは低温蒸しに。火はしっかり通っているのに、歯ごたえがきもちいい。これをタテに割って、醤油と酒の割りしたととき辛子で和える。
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