・ 豆腐入り卵オーブン蒸し
・ 蒸し人参とピーマンの味噌トマトソース和え
・ 大根味噌漬け入りごはん
・ 味噌汁(茄子、厚揚げの皮)
帰宅の時間が遅いこともあり、地元の商店街で買い物をするのは週末くらいだが、全長1キロほどもくねくねと続く通りは賑わっていて、色んな店を覗きながら歩くのは楽しい。小さな子どもの手をひく若いご夫婦や、小学生たちや、不自由なからだをいたわるようにゆっくり歩くお年寄りや、花屋の愛らしい看板犬…さまざまな年齢層の人たちが商店街ぜんたいにくつろいだ気分を醸し出している。
通りの片側を駒込、反対側が西ヶ原と2つの区が共存する格好で、そうなった経緯と関係があるのか、ないのか、八百屋が大小合せて4軒、魚屋2軒、豆腐屋4軒、花屋5軒、クリーニング屋4軒、スーパーマーケットも、良品志向タイプ、安さで勝負タイプ、旧市場型…と、ひしめく。
地元商店街に貢献するほどの買い物もしていない私だが、アミノ酸添加のくどい味が苦手なのと、調味料が選べるので、“良品志向”スーパーを利用することが多い。ところが、真向かいが旧市場で、店主(?)らしいおじさんが店先で仁王立ち、いや、椅子に座っているんだが、活況を呈している向かいの新興スーパーに出入りする客をチェックしてるような気がして、どうにも入りにくい。
季節ごとにふかし芋やら、みかん、今なら梨、ブドウといった目玉商品も目に入るが、ふかし芋は子どものころ飽きるほど食べてもう欲しくないし、野菜好きだけど果物は余り食べないものだから、少なくとも私には客寄せ効果は薄い。“仁王座り”おじさんと目を合せにくいしねえ…というぐあいで、住み始めて3年と少したつのに、いちども足を踏み入れていない。
通るたび横目で見ていても、客の姿がめったにみられないのは気の毒なほど。長年のお客さんへの配達などで店は回っているのだろうけれど、他人事ながら大丈夫なのかと、気にはなりながら、きっかけがつかめずにいる。
お豆腐屋さんは、一番早く開ける店を選んだら、おまけをしてくれた! おまけの気持ちもうれしいけど、こんなことが言葉を交わすきっかけになるものね。
イントロがひどく長くなりました。本日の「豆腐入り卵オーブン蒸し」。ネーミングが変かもしれないけど、茶碗蒸し仕様です。いろいろ変則的。ま、臨機応変なのは取り柄ということで。
まず、豆腐の材料は、厚揚げ。豆腐より日持ちします。70℃の低温蒸しで余分な油落としをしておいて、外側を薄く包丁で切り取り、残った豆腐部分をざるでざっと漉したら、卵を溶いてよく合せる。だし汁をその3分の1くらい(好みでもっと)と塩、酒と醤油少々を加えて味をととのえ、熱したオーブンで蒸し焼きに。2人分なら10分ほどで火が通ります。てっぺんが焦げてしまったけど、事務所のリタイア寸前のオーブントースターが思いがけず活躍してくれるのには、よしよし、となでてやりたい気持ち。
切り取って残した皮は茄子と合せて味噌汁の具に。
人参中1本はピーラーでタテに剥き、細切りにしたピーマンと、フライパンで弱火にして蒸す。火が通ったら、バターと、常備の味噌トマトソースを全体にからめる。※三河味噌(豆味噌です)とトマトピュレを煮詰めた味噌トマトソースはバターにもオリーブ油にも合うので、パスタの隠し味に使ったりもします。
炊き上がったごはんはみじん切りにした大根の味噌漬(甘みなし。味噌だけでしっかりつけてある。“味噌漬”どころ新潟からのいただきもの)を混ぜ込んで。
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